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♂3:♀5性別不問1用。約15分。梅雨の続き。 crudeleという暗殺グループのおはなし。 Twitterの診断メーカー「裏社会の暗殺者になったー」の診断結果をもとにキャラクターを作っています。 ▼crudele(クルデーレ) 雪夜(ゆきや)♂ 普段はおっとりほのぼのとしているが仕事中になるとドSドK(鬼畜)になる。舞歌に対してとても過保護。 コードネームは「Snow」 裏の世界での異名は「鳳凰」 愛用武器は「ナイフ」 主な仕事は「復讐依頼」 crudeleの副リーダ。 舞歌(まいか)♀ ツンデレで甘え下手なモテモテ女子。仕事中はマジメでサバサバした性格になる。雪夜に対しては満更でもないよう。 コードネーム「Mai」 裏の世界での異名は「オールドライフル」 愛用武器は「対物ライフル」 主な仕事は「著名人暗殺」 crudeleのリーダー。 橄羅(かんら)♀ のほほんとした性格で人見知り。暗殺者なのに暗殺が苦手で基本は医療関係を担当している。舞歌にとても懐いている。 コードネーム「Oil」 裏の世界での異名は「青龍」 愛用武器は「象撃ち用ライフル」 主な仕事は「著名人暗殺」 黒瀬(くろせ)♀ 毒舌で特に異性にあたりが強い。仕事中も異性がターゲットだと容赦ない。舞歌にだけ人が変わったように優しい。 コードネーム「Kureha」 裏の世界での異名は「白竜」 愛用武器は「リボルバー銃」 主な仕事は「著名人暗殺」 英人(ひでと)♂ 普段はみんなを見守るかっこいいお父さんのような存在。仕事中はグループ1戦闘を楽しんでいて、敵を挑発するような行動も多く見られる。 コードネーム「Haruto」 裏の世界での異名は「ブラックタロン」 愛用武器は「アイスピック」 主な仕事は「同業者暗殺」 ▼burlone(ブルローネ) 拘綺(こうき)♂ 普段からヘタレでお人好し。困っている人がいたら見過ごせない。清華には怒られることが多い。 コードネーム「Kousoku」 裏世界での異名は「悪徳刑事」 愛用武器は「タガー」と「手錠」 主な仕事は「復讐依頼」 burloneのリーダー。 清華(きよか)♀ 人をからかうのが好きで悪戯っ子。暗殺業を楽しんでいる。拘綺と一緒に行動することが多い。 コードネーム「Kyouka」 裏世界での異名は「ブラックフェザー」 愛用武器は「大型拳銃」 主な仕事は「政治家暗殺」 burloneの副リーダー。 リノ(りの)♀ 普段はほのぼのおっとりとしているが血を見ると興奮する戦闘マニア。清華に懐いている。 コードネーム「Hananomi」 裏世界での異名は「レッドアイ」 愛用武器は「短刀」 主な仕事は「著名人暗殺」 ナレーター♂♀ いわずもがなみんな大好きナレーターさん。 ナレ「これは暗殺を生業とする二つのグループcrudeleとburloneの話……が始まる前にそれぞれのグループの話をしようと思う。 とりあえず先にcrudeleの話をしよう」 舞歌「よし五人集まったわね」 舞歌「今回の依頼は五人全員で動くことにしたわ」 雪夜「復讐依頼担当の俺と同業者依頼担当の英人さんが呼ばれるってことはかなり複雑そうだな」 舞歌「ご想像通りかなり混み合ってるのよ。一言で言うのなら著名人同士の恨み合いね。お互いが暗殺者を雇ってお互いを狙ってる」 英人「ほう。なかなか殺り応えがあるじゃないか」 橄羅「危険じゃないですか…」 黒瀬「そんなんだから橄羅はいつまで経っても暗殺嫌いとか言ってるのよ」 橄羅「そ、それは、そう、なんですけど…」 舞歌「はいはい。話は最後まで聞いて。できるだけ向こうの暗殺者とは戦わない方向でいきたいから早めに実行に移したいの」 黒瀬「はーい」 舞歌「で、早めに実行するとしたらターゲットが自宅で就寝している明日の2時~5時の間になる」 雪夜「あと半日ちょっとか……作戦考えて準備して…ギリギリだな」 舞歌「ギリギリでもやるの。作戦も粗方考えてるし」 英人「ほぅ。どんな?」 舞歌「それは今から話す。まず配地としては雪夜と黒瀬が館内に侵入、そしてターゲット暗殺」 雪夜「りょーかい」 黒瀬「分かった」 舞歌「あたしと橄羅で外から二人を援護」 橄羅「はい」 英人「ん?俺は?」 舞歌「英人さんは万が一の為に向こうが雇った暗殺者を警戒しててほしいの」 英人「なるほど。了解。そういうことなら任せときな」 舞歌「はい。もし戦闘になった場合はよろしくお願いします。で、これから詳細を決めていくよ」 ─────────────── ナレ「舞歌が作戦の内容を言い、メンバーで細かなところを修正する。そして最終的な作戦が決まるとそれぞれがそれぞれの準備に向かっていく。しかし舞歌と雪夜はその場に残っていた」 舞歌「さて、あたしたちも準備しようか」 雪夜「そうだな。ターゲットの自宅の間取り図を覚えつつ武器の準備しないとな」 舞歌「……ねぇ、雪夜…やっぱりあたしリーダーなんてやれてる自信がないよ」 雪夜「またその話か。……舞歌はもっと自信持ってやっていいんだよ。実際できてるしな」 舞歌「それはみんなが協力してくれるからであって、あたしの力じゃないっていうか」 雪夜「みんなが協力してくれることこそが舞歌の凄さだろ。 舞歌は人に好かれるカリスマ性を持ってるんだからそういう人がリーダーをやるべきなんだ」 舞歌「あたしにカリスマ性なんて無いと思うけど……」 雪夜「俺の言葉が信じられない?」 舞歌「そんなことはないけど」 雪夜「なら胸を張っとけ」 舞歌「うー…頑張る」 雪夜「よし、いい子だ」 舞歌「ふぁっ!?ちょ、頭撫でて子供扱いしないでよっ!」 雪夜「子供扱いなんかしてないさ……ぷっ」 舞歌「笑いながら言われても説得力ないっ!」 雪夜「ごめんごめん。ほら、手を動かさないと時間ないぞー」 ナレ「そんな微笑ましい会話をしているところに扉が勢いよく開かれる。開いた先には怒り震える黒瀬とその後ろに隠れる橄羅がいた」 黒瀬「二人っきりだからって舞歌とイチャつくなーっ!」 橄羅「抜け駆けは許さないです」 雪夜「え!?や、別にイチャついてはいな…」 黒瀬「問答無用で蜂の巣にしてやるっ!橄羅」 橄羅「了解です」 雪夜「黒瀬!銃を構えるなっ!ちょっ!橄羅もっ!舞歌なんとか言ってくれっ!」 舞歌「ふふっあたしを子供扱いした罰ですよーだ」 雪夜「舞歌ぁ!?」 英人「こら、うるさいぞ。仲が良いのは結構だが遊んでる暇はないんだ」 ナレ「いつの間にか扉の前に立っていた英人の一声でその場はおさまり、今度こそみんな真面目に準備をした」 ─────────────── ナレ「時は進み深夜二時前。標的の家の周辺に配置についているcrudeleはインカムにて最終確認を行っていた」 舞歌「手筈は先ほど確認した通り。Oil、そっちの状況は?」 橄羅「監視カメラへのジャックに成功。今のところ私たち以外の暗殺者らしき姿は見えません」 舞歌「よしっ、では速さ重視のプランAで行くわよ。Oil、Harutoは警戒態勢のまま待機」 橄羅「分かりました」 英人「あいよ」 舞歌「Snow、Kureha、あたしの合図で乗り込んで」 黒瀬「了解」 雪夜「準備はできてるぜ」 舞歌「それじゃ、作戦決行まで………5.4.3.2.1!開始!」 ─────────────── 雪夜「さて、邪魔なSPどもは割と簡単に片付いたし、同業者どももまだ来ねぇみたいだし、思ったより早く終わりそうだな」 黒瀬「そうやって油断してて痛い目にあっても知らないからね」 雪夜「けど、後はターゲットをグサリとやるだけだし余裕よゆ…」 橄羅「Snow!Kureha!今そちらに向かっている姿がありますっ!数は3つ!同業者の可能性大ですっ!」 黒瀬「どこが余裕なんだかっ!」 雪夜「でもやっぱこうじゃないと面白くないよなっ!Kureha走るぞっ!捕まる前に殺る」 黒瀬「何Harutoみたいなこと言ってんのさっ!…ってそうだよっ!Harutoは何してんのっ!?」 英人「今向かってる!」 黒瀬「追いつかれる前に着いてよ!?」 拘綺「残念だったな」 ナレ「後ろから声が響いてきたかと思えば、目の前の窓ガラスを突き破ってきた黒髪女性が舞い降りる」 清華「先に追いついちゃった」 雪夜「チッ!」 リノ「さて……これで戦闘は回避できませんよ」 黒瀬「久しぶりですねKousoku、Hananomi、Kyouka」 雪夜「ちょっと二対三はせこくないかなぁ」 リノ「暗殺にせこいとかないと思いますよ?」 英人「Hananomi、その通りはその通りだが三対三だぜっ!」 清華「っ!?」 英人「いやぁ、大きなショートカットコース作ってくれてありがとな」 清華「はっ!Haruto後ろから不意打ちなんてそんなに女々しかった?」 英人「褒め言葉って受け取っておくさ。暗殺業なんてもんは女々しいもんだろ」 清華「そうね。あなたはそういう考え方だったわねっ」 英人「Kureha!先に行けっ!」 黒瀬「はいっ!」 リノ「行かせないっ!」 雪夜「邪魔させるかよ!」 拘綺「Snowの相手は俺だよ」 雪夜「上手いことやってくれたな」 拘綺「お前とは久しぶりだし、色々話たいんだけどな」 雪夜「仕事中に別グループ同士で語らう方法なんて一つしかないだろ」 拘綺「いつまでもやられっぱなしじゃないさっ」 雪夜「それはそれは楽しめそうだな」 ─────────────── 舞歌「ちょっと誰も返事しないんだけどっ!Oil!今どこでどうなってんの!?」 橄羅「えっとですね。ターゲットの寝室から少し離れたところで敵襲があり…敵の姿を今確認。burloneのKousoku、KyoukaとSnow、Harutoが交戦中。Kurehaがターゲット寝室へ向かっていて、それをHananomiが追いかけてる模様です」 舞歌「burlone!?…あそことはほんとに切っても切れないわね」 橄羅「ことあるごとに接触し、敵対してきた果てに、遂には仲良くなっちゃうくらいには切れないですね」 舞歌「だってKyoukaとかHananomiとか優しいし、Kousokuに至ってはお兄ちゃんだし………まぁ、でも任務中に敵対したら真剣に戦う。それがcrudeleとburloneの関係でしょ」 橄羅「ですね。だからこそburloneの御三方が集まってる今ピンチです」 舞歌「Kousokuはヘタレだからさて置き……Kyoukaさんがいるってのは怖いわね。Oilその位置まで誘導して!加勢しに行くわ」 橄羅「分かりました」 ─────────────── 英人「Kyouka一体どこ狙ってんだ?」 清華「逃げてるのはどっち!?」 英人「逃げてるとは失敬な。避けてると言ってくれよっ!」 清華「っ!!…ハァハァ…これじゃHarutoのペースじゃない…」 英人「そりゃ伊達に同業者暗殺をメインにしてないさ。でKkyoukaならもっと楽しませてくれると思ってたんだが過剰評価だっ……!?」 清華「だーれが弱いって?」 英人「いーや?それでこそKyoukaだ」 ─────────────── 黒瀬「追いかけてくんなぁぁ!」 リノ「すいません。一応私たちも仕事なのでっ!」 ナレ「HananomiはKurehaの放つ銃弾を避け、そのままKurehaに向かって短刀を投げつける。しかし短刀はKurehaに避けられ、床に突き刺さる。 その隙にKurehaはまたスピードを上げる。Hananomiも走ったまま短刀を床から抜くが差がひらいてしまっていた」 リノ「しまったっ!」 黒瀬「良い加減諦めな!」 ナレ「寝室の扉を勢いよく開けるKureha。ターゲットは部屋の隅で助けを求めている」 黒瀬「どうか安らかに…」 リノ「すいません。諦め悪いんですっ」 ナレ「Kurehaがターゲットに向かって引き金を引くのとHananomiがKurehaに向かって短刀を投げるのはほぼ同時だった」 ─────────────── 雪夜「ほらほら、さっきまでの勢いはどこに行った!」 拘綺「っ!!やっぱ強いなSnow」 雪夜「まだまだお前には負けねーよ」 ナレ「Snowがナイフを繰り出しKousokuがそれを捌く。隣ではKyoukaとHarutoの技が交差しあっていた。それを繰り返していた戦場に近付く足音が一つ。その足音にいち早く気付いたKyoukaが構わず銃弾を音の方向へ撃ち放つ」 舞歌「きゃっ!」 雪夜・英人「Mai!!」 拘綺・清華「そこっ!!…!?」 ナレ「足音の持ち主、Maiの悲鳴に気をとられたSnowとHarutoの隙をKousokuとKyoukaは見逃さなかった。しかし構えた二人の武器はどこからかの射撃により撃ち弾かれる」 拘綺「Oilか…」 舞歌「その通り。うちの裏方舐めないでよねお兄ちゃん」 ナレ「双方が睨み合う中、Maiの通信機器に連絡が入る」 黒瀬「目的完了。こっちの勝利だよ」 舞歌「今回はあたしたちの勝ちみたいね」 拘綺「みたいだな。いやー負けた負けた」 清華「なーに納得してんのよ馬鹿っ!」 拘綺「痛っ!急に叩くなよ!」 清華「今回は負けたかもしれないけど次は勝つからね!KousokuもHananomiも帰ったら反省会っ!特にKousoku!!」 拘綺「なんでだよ!!」 雪夜「俺らも後始末して帰ろう」 英人「そうだな。burloneを相手にしたら疲れる疲れる」 舞歌「二人ともお疲れ様です。…それにKurehaもOilもお疲れ様」 黒瀬「これくらい朝飯前だよ!」 橄羅「Maiもお疲れ様です」 舞歌「ふふ…ありがと。それじゃあ後始末して帰るよー」 ナレ「とりあえずcrudeleのお話はここでおしまい。次回は」 清華「あたしたちburloneが活躍するから待っててね」 拘綺「…一応俺がリーダーなんだけどな」 リノ「burloneの残り二人も出てきます。楽しみにしててくださいね」 拘綺「一応俺がリーダー…」 ナレ「続く!!」 コメント
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